部活等でスポーツをする若者や、その親御さんから食生活のお悩みをうかがうことがあります。
その中で多いのが「体を大きくしたいのに、体重が増やせない」というお悩みです。
いつもは減量の記事が多い当ブログですが、今回はちょっと趣向を変えて、若者の「食べられない」「太れない」というお悩みに向き合ってみます。
筋肉を大きくしたい大人の方にも有効なので、ぜひご参考にしてください!
■絶対量が摂れていない
このお悩みを解決するのに必要なのは、体重を増やせない原因を知り、食生活を見直すことです。
若い人に多いのは「食べているつもりが、必要な量を食べていない」という状態です。
例えば…
栄養を摂ろうとして夕食をたくさん食べる。
→食べ過ぎで体に負担がかかり、睡眠の質が低下する。
→朝寝坊したり、朝の食欲が落ちてしまい、朝食をしっかり食べられない。
こうなってしまうと悪循環!
夜にこってりラーメンや大盛りカツ丼を食べても、1日その1食しか食べないなら10代のスポーツマンに必要な栄養には足りません。
1食でたくさん食べようとするより、3食しっかりバランス良く食べられる食習慣をつけることが大切です。
■食に興味がない
「食に興味がなく、おろそかになる」というのも、よくある状態です。
熱中するものが多い10代、20代はついつい食事を抜いてしまったり、バランスの良い「本食」ではなく、オヤツのような「間食」ばかりちょこちょこ食べる…という習慣がついてしまっていることも。
この場合は、まず「食事の時間を決める」ことが大切です。
少なくとも1日2食は決めた時間に本食を食べましょう。
■「肉」への信仰が過剰
アスリートと言えば肉!タンパク質!という思い込みはありませんか?
肉やプロテインを必死に摂って、運動するためのエネルギーである炭水化物が足りない人も多く見られます。
カラダの原料となるタンパク質はたしかに大切ですが、炭水化物もきちんと摂らないと、タンパク質を十分に活躍させることはできません。
現在は一流のアスリートたちの食生活も、バランス良く三大栄養素を摂るものが主流になっています。
どの栄養素も必要な分を必要なタイミングで摂ることが大切です。
■オススメ間食は「おにぎり」
上記でご紹介したように、「太れない、食べられない」ことに悩む人は、まずは食習慣や、1日で食べられている量を確認するのが大切です。
その他のおすすめとしては、間食を「おにぎり」にすること。
消化吸収のよい炭水化物で、食べやすく、上白糖やトランス脂肪酸などなるべく摂取したくないものもあまり含まれません。
親御さんが用意してあげる場合も手軽なので、ぜひお菓子や加工食品ではなく「おにぎり」で小腹を満たしてみてくださいね。
監修/L.O.Lフィットネスクラブ代表
鹿嶋 浩勝
NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルトレーナー)
NESTA公認キッズコーディネーショントレーナー
FitArc公認ランニングアセスメントスペシャリスト
BFRトレーナー協会認定BFRトレーナー
JTTMA公認プロフェッショナルセラピスト
ポラールジャパン認定ハートレートトレーニングトレーナー
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