『鶏ムネ肉』は本当に最強ダイエットフードか?

トレーニーの食事といえば「鶏ムネ肉(もしくはササミ)&ブロッコリー」みたいなイメージ、ありませんか?
そしてそれを真似て、ムネ肉中心のダイエットに挑戦する人も多いのではないでしょうか。
しかし実は「ムネ肉食べてればそれでOK!」というわけでもないのです。

目次

■なぜムネ肉なのか。

もともとなぜ、減量食=ムネ肉となったのでしょうか。
ご存知のとおり、鶏ムネ肉はタンパク質が豊富で、脂質が少ない食品です。
そして何より安い!

減量中のボディビル選手などは、低脂質なタンパク源を”大量に”摂取する必要があるので、以前はコスパの高いムネ肉やささみが重宝されていたのです。
(現在は鶏ムネ肉に偏らない選手も多いです)

■浮上する「ムネ肉飽きたわ説」

というわけで、たしかに優秀かつお得なタンパク源であるムネ肉。
「じゃあやっぱり私たちも毎日ムネ肉でいいじゃん!」

……いや、少々お待ちください。

毎日ムネ肉生活に挑戦する者の前には、壁が立ちはだかります。
それが「もうムネ肉飽きた…」という絶望です。

もうムネ肉なんて見たくない…

■楽しまないと続かない!

もちろん「競技に出場!」とか「3ヶ月後の結婚式まで節約&減量!」とか、強烈なモチベーションがある場合はいいかもしれません。

しかし日常のダイエットは、健康的に楽しく続けることこそ重要です。
「ムネ肉に嫌気がさして、ラーメン・カツ丼セットを爆食してしまった…」なんてことになったら元のモクアミ。
またお肉ばかり食べ過ぎると、疾患等のリスクも高まります。

そこで今回は、鶏ムネ肉と同じように、高タンパクで低脂質なおすすめ食材をご紹介します。

・タコ、イカ
・貝類
・魚(タラ、マグロ赤身、カツオ、タイなど)
・水煮のツナ缶
などなど。

ムネ肉ほどコスパは高くないですが、多種類のもの食べることで「食を楽しめる」「付随する様々なビタミン、ミネラルなどが摂れる」というメリットがあります。
日本は魚介類に恵まれた国。ぜひお魚や甲殻類、貝などを食卓のレギュラーメンバーに入れてください。

■実はモモ肉だってOK!

もう1つ、実はムネ肉の代わりに食べてもOKなのが鶏モモ肉。
「モモ肉は脂たっぷりだからムネ肉選んでるんでしょ!」というお声が聞こえてきそうです。
しかし、モモ肉でも皮さえ取れば、脂質量はそんなに多くなく、コンテストを目指してる人でもない限りは上手に取り入れることで、ストレスフリーなダイエットが行えます。
本当はモモ肉が好きなのに我慢してムネ肉を選ぶくらいなら、無理せず皮なしモモ肉を食べ、他の部分で脂質を抑える方が良いかと思います。

監修/L.O.Lフィットネスクラブ代表
鹿嶋 浩勝
NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルトレーナー)
NESTA公認キッズコーディネーショントレーナー
FitArc公認ランニングアセスメントスペシャリスト
BFRトレーナー協会認定BFRトレーナー
JTTMA公認プロフェッショナルセラピスト
ポラールジャパン認定ハートレートトレーニングトレーナー

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